ドールのパイナップル労働者が、フェアトレードの支援を受けてコミュニティーセンターを開設

米カリフォルニア州ウエストレイクビレッジ-()-(ビジネスワイヤ) — ドール・フード・カンパニーとフェアトレードUSAは本日、共同で、コスタリカにあるドールのムエレおよびボスケ農場近郊に、新たに2つのコミュニティーセンターを開設したことを発表しました。これは、ホールフーズ・マーケットの店舗がフェアトレード製品を購入したことで実現されました。これにより、パイナップル農場労働者は追加資金を得て、この資金を自らが選んだプロジェクトに投資することができます。2つのコミュニティーセンターの開設式は、2017年12月5日および6日に行われました。

フェアトレード認証を取得するには、農場は厳しい社会的、環境的、経済的基準を満たさなければなりません。認証を受けると、農場労働者は、製品購入のたびに追加のコミュニティー開発資金を直接取得します。労働者は、自分たちのニーズを満たすためにこの資金をどう使うかを投票で決めます。この直接的な経済的利益こそが、フェアトレードの独自性であり、実現には時間がかかり努力が必要なプロセスです。これらの農場は、2012年下半期にフェアトレード認証を取得しました。新たな施設の建設着工に向けて、労働者らは、自らが決定した約4年間という期間、資金を貯蓄してきました。

フェアトレードUSAの最高商業責任者であるケン・レディングは次のように述べています。「これらのコミュニティーセンターを直接訪問できてうれしく思っています。このプロジェクトに対する労働者の皆さまの熱意と施設の品質に感銘を受けました。労働者の皆さまは、協力して重要なニーズを特定し、時間をかけて資金を貯め、今後数十年にわたってコミュニティーに役立つプロジェクトにフェアトレード資金を投資しました。これこそが、職場におけるフェアトレードの成果です。」

生果業界では独特なこれらのセンターは、従業員、ならびにコスタリカのサンカルロスのクトリスおよびリモンのグアチモの地域社会周辺の人々の生活の質を向上させることを目的として設立されました。

ドールの中南米生果担当プレジデントであるレナート・アクナは次のように述べています。「フェアトレードUSAプログラムのおかげで、これらの施設は現実のものとなりました。この認証は、当社が、リーダーシップ、農場労働者の組織化、経済発展を含む農場労働者の地位向上を図り、公正な労働条件と環境に配慮した生産方法の実現を目指していることを示すものです。この基準を達成できたことを誇らしく思っています。」

ホールフーズ・マーケットもまた、この活動で重要な役割を果たしています。コスタリカ産のフェアトレード認証パイナップルを提供する主要小売業者であり、米国で唯一の食料品店として、ホールフーズ・マーケットが直接フェアトレード製品を購入することでこの投資が可能になりました。これらのパイナップルはまた、ホールフーズ・マーケットの「ホールトレード保証」の基準を満たしています。これには、購入ごとにホール・プラネット財団への1%の寄付金が含まれています。

ホールフーズ・マーケットの上級生産コーディネーターであるケビン・ドーティは次のように述べています。「ホールフーズ・マーケットは、長きにわたってドールと提携し、フェアトレード認証とホールトレード保証の認定を受けたコスタリカ産のパイナップルを購入してきたことを誇りに思っています。これらのパイナップルを販売することで生まれるフェアトレード・プレミアムは、農場労働者、その家族、および地域社会の生活にプラスの影響をもたらします。このような特別な関係の一員になれたことを光栄に思っており、このようなプログラムが継続的に成功することを楽しみにしています。」

教育は中南米の多くの農村社会に共通のニーズです。これまでにも、ドールのラ・ヴィルヘン農場のフェアトレード委員会は、2013年にコミュニティー教育センターを設立しました。合計344人がこのセンターのプログラムを修了しています。成人150人がコンピューター技能のクラスを修了し、80人の子供が英語とコンピューター技能を、52人の成人が英語を、26人の女性がマニキュア/ペディキュア技能を、20人が手工芸クラスを、12人がオートバイ修理を、4人の成人がアルファベット・プログラムで読み書きを学びました。現在、さらに263人が、成人向け高校プログラム、英語、コンピューター技能(ワード/エクセル)、手工芸(縫製、陶芸)、マニキュア/ペディキュアなど、いくつかのコースを受講しており、18人の子供が英語とコンピューターのクラスを受講しています。

ラ・ヴィルヘンの有機パイナップル農場では、教室やコンピューター室に加え、同じくフェアトレード製品の購入により、スポーツ施設を建設しました。これらの施設は、地域社会の生活に大いに役立っています。

将来的に、ムエレとボスケの農村社会をサポートするセンターでも、同様のスポーツ施設を建設する予定です。

ドール・フード・カンパニーについて

ドール・フード・カンパニーは、高品質の生鮮果実・野菜を生産・販売する世界最大の企業の1つです。ドールは数多くの商品で業界首位にランクされており、栄養教育と研究でも業界をリードしています。詳細については、www.dole.comをご覧ください。

フェアトレードUSAについて

フェアトレードUSAは、農家と労働者の持続可能な生活を促進し、脆弱な環境体系を保護し、独立した第三者認証を通じて強固で透明性のあるサプライチェーンを構築する非営利団体です。信頼のあるフェアトレード認証ラベルは、世界80カ国以上のフェアトレード製品の生産、取引、販促における厳しい基準が満たされていることを示しています。フェアトレードUSAは、クリントン・グローバル・イニシアチブ、スコール財団、アショーカ財団から主要なソーシャル・ベンチャーとして認められており、また、生産地で重要な能力開発プログラムを提供し、購入の力について消費者を啓蒙しています。詳細は、www.FairTradeCertified.orgをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Powered by WPeMatico

You might like

About the Author: Carrie Brunner

Carrie Brunner grew up in a small town in northern New Brunswick. She studied chemistry in college, graduated, and married her husband one month later. They were then blessed with two baby boys within the first four years of marriage. Having babies gave their family a desire to return to the old paths – to nourish their family with traditional, homegrown foods; rid their home of toxic chemicals and petroleum products; and give their boys a chance to know a simple, sustainable way of life. They are currently building a homestead from scratch on two little acres in central Texas. There’s a lot to be done to become somewhat self-sufficient, but they are debt-free and get to spend their days living this simple, good life together with their five young children. Carrie writes mostly on provincial stories.
%d bloggers like this: